■概要

一部の顧客環境において、2023年11月に公開されたWindows Updateを適用すると、スタートボタンから設定画面を開けないなどの不具合が発生することを確認しております。

V-Recover バージョン 1.6.0でこの問題に対応いたしました。
V-Recoverをバージョン 1.6.0に更新するか、回避手順の実施をお願いいたします。

■不具合内容

・対象のV-Recoverバージョン
 V-Recover バージョン1.5.3以前
・対象のWindowsバージョン
 Windows 10
・発生条件
 2023年11月公開のKB5032189またはKB5032278またはKB5033372またはこれを置き換える更新プログラムを適用後、
 次の環境にて使用ユーザによらず、PCを利用中に発生します。
 ・V-Recoverの環境復元機能が有効
 ・標準ユーザ権限の固定ユーザプロファイルを作成済(※「C:Users」配下にユーザプロファイル作成済)
・発生原因
 V-Recoverの復元機能の影響で当該のWindowsUpdateで更新された「Windows Search」サービスの起動が阻害されるため、「Windows Search」サービスの影響を受ける機能で不具合が発生します。
・発生事象
 スタートボタンから設定画面を開けない、エクスプローラ上のドライブを右クリックしてもメニューが表示されない、など。
・V-Recoverの更新手順
更新手順については運用マニュアル「4.10 本システムをすぐにアップデートする」を参照してください。
オフラインで更新する場合はV-Recover Ver.1.6.0 ソフトウェアからアップデータをダウンロードの上、運用マニュアル「5.1.6 インターネットに接続されていない環境でアップデートしたい」を参照してください。
・回避手順
 1.管理者ユーザでサインインします。
2.「Windows 管理ツール」から「サービス」を起動します
3.「Windows Search」サービスのスタートアップの種類を「無効」にして再起動する
 ※「Windows Search」サービスを無効化するとタスクバーの検索ボックスの検索結果にファイルが表示されなくなる(アプリケーションの検索には影響ありません)などの影響があります